NGI実行計画(Implementation Plan)の概要
◆(3) タイムライン
上述の目標を達成していくタイムラインの全体をまとめると以下のようになっている。示された年は、それぞれの目標が最初に達成されるはずの年を示している。
1) |
100以上のサイトをOC-12(644Mbps)のインフラストラクチャー上でOC-3(155Mbps)によりつないだハイパフォーマンスのテストベッド |
1999 |
2) |
連邦政府、アカデミー、産業界のパートナーシップにより100倍速テストベッド上でのアプリケーション/ネットワーキングの研究開始 |
1999 |
3) |
10以上のサイトをOC-48(2.5Gbps)でつないだウルトラハイパフォーマンスのテストベッド |
2000 |
4) |
1000倍速テストベッド上でのアプリケーション/ネットワーキングの研究 |
2001 |
5) |
NGIプロトコール、マネージメント・ツール、QoS提供、セキュリティ、高度サービスのためのテストベッド・モデル |
2000 |
6) |
ハイパフォーマンス・テストベッド上での100以上の高度アプリケーションの実験(例えば、選ばれた研究所による遠隔・実時間・協動NGIネットワーク・コントロール) |
2000 |
7) |
様々な技術やキャリアへのQoSの統合 |
2001 |
8) |
テラビット/秒でのパケット交換のデモンストレーション |
2002 |
9) |
ウルトラハイパフォーマンス・テストベッド上での10以上の高度アプリケーションの実験 |
2002 |
◆(4) 予算と計画の管理調整体制
NGI各機関毎の予算額、予算要求額は以下のようになっているが、98年度の要求額と決定額が異なっているのは経緯のところで述べたとおり。2000年も99年と同額の1.1億ドルの要求が見積もられており、さらに2001、2002年もそれに近い額が要求される見込み。
NGIの1998年度予算要求額(97年7月時点)(単位:100万ドル)
|
|
DoD/DARPA |
NSF
|
DoE
|
NASA
|
NIST
|
NLM/NIH
|
TOTAL
|
Goal 1: |
Experimental Reserch |
20 |
2 |
6 |
2 |
3 |
-
|
32 |
Goal 2: |
NGI Fabric |
20 |
7 |
25 |
3 |
-
|
-
|
55 |
Goal 3: |
Applications |
-
|
1 |
4 |
5 |
2 |
5 |
18 |
Total |
|
40 |
10 |
35 |
10 |
5 |
5 |
105 |
●NGIの1998年度予算決定額(98年2月時点)(
単位:100万ドル)
|
|
DoD/DARPA |
NSF
|
DoE
|
NASA
|
NIST
|
NLM/NIH
|
TOTAL
|
Goal 1: |
Experimental Reserch |
20 |
5 |
-
|
2 |
3 |
-
|
30 |
Goal 2: |
NGI Testbed |
20 |
10 |
-
|
3 |
-
|
-
|
33 |
Goal 3: |
Applications |
2 |
8 |
-
|
5 |
2 |
5 |
22 |
Total |
|
42 |
23 |
-
|
10 |
5 |
5 |
85 |
●NGI の1999年度予算要求額(98年2月時点)(単位:100万ドル)
|
DoD/DARPA |
NSF |
DoE |
NASA |
NIST |
NLM/NIH |
TOTAL |
Total |
40 |
25 |
25 |
10 |
5 |
5 |
110 |
NGI計画の管理と調整は、図2の機構図に示されるような階層構造の下に行われる。LSNワーキング・グループの監督の下に認められた計画の第一義的な実行責任はNGIインプリメンテーション・チームが負っている。同チームの活動は以下のように規定されている。
1 メンバーとしてファンドを受ける機関から一名ずつとアプリケーション提案側の代表一名を含む
2 効率的な調整と連絡のために高度なネットワーキングとコンピューティングを使う
3 LSNワーキンググループに対してはチームとして回答する
4 NGI計画全般に対して統合されたチームとして運営される
5 実行計画の達成、計画の管理と評価、実行の成功のため必要なその他の活動については連帯して責任を負う
6 建設的なパートナーシップとリレーションシップを確立する
7 ファンディング・メカニズムへの提言と選定プロセスへの適切な貢献を行う
→(ここに挿入)
図2.CIC計画からNGI計画に至る管理機構図 |